101号室の生活記録

忘れられたものと、世の中の隅の方にいる考える住人

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日曜日

 

公園を散歩していると

どこか見覚えのあるような姿をした鳥に

一瞬で目を奪われ、足が止まった

 

身震いもせず、じっと水辺に立ち続ける

その鳥の名は、アオサギだった

 

ジブリに出てきたアオサギにそっくりだった

記憶の彼方にかすかに残っていた私のアオサギの知識は

もしも巡り会えたら、それは幸運であるということ

 

調べてみると、その通りだった

私は嬉しさと同時にまた成長するときがきたのだと確信した

 

私に必要なものは、“自立心”である

これ以上自立してどうすると思う部分もあるが、

人は成長を停滞してはならないとも思う

 

アオサギは長い時間誰にも頼らず自分の足だけで

水辺に立ち続けることが特徴とされており、

確かに立ち続ける姿を見た人には忍耐力が宿るらしい

 

また突然出会ったのならば、自立心が確固たるものに

なったことを意味するらしい

 

このどちらをも同時に起きた今日の奇跡は、

きっとこれからの私の新たな第2の人生の始まりに

必要とする能力であるということを、最後の教えとして

神様の遣いとされるアオサギに巡り会わせてくれたことで

伝えに来てくれたのではないかと思った

 

私はこの最後のチャンスを逃してはならない

そう思い、私は新たな一歩を踏み出す勇気を得た

 

良い1日だった