101号室の生活記録

忘れられたものと、世の中の隅の方にいる考える住人

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土曜日

 

母と二人で初詣に行った

ランチは懐かしのカフェに行った

正直、複雑な気持ちだったのはここだけの秘密

 

そのあとは、あてもなく皇居周辺を散策した

水面下に映し出された街並みと沈みかける夕日は

この上ないほどに美しかった

歩きながら考え事をしていた

多分、私の人生史に残る大きな出来事だった

 

自分の気持ちと整理をつけなければならないと

分かってはいるけれど、それが簡単にできたら

こんなにも苦労しないだろう

 

人生の中で重大な試練を目前にして

自分のことを試されているような気がした

この壁を自分の力で乗り越えたら、

きっとまたさらに成長した人間になれる

そんな気がした

 

感性の豊かさは失いたくないが、冷静さを持ち、

芯の強さを備えた品のある女性になりたい

 

そんなことを心の中でひっそりと誓った