101号室の生活記録

忘れられたものと、世の中の隅の方にいる考える住人

10/30

月曜日

 

母と一緒にずっと楽しみにしていた

モネ展を観に上野美術館へ行った日

 

 

歳を重ねても感性の豊かさを

失わずにいたいという想いから、

日々忙しさに追われていても、

年に1回は美術館で芸術作品に触れることを

大切にしている

 

美術館は創造の世界が広がっていて

想像力豊かなわたしはとても楽しめる世界

 

1つひとつの作品に、

どんな想いが込められているのかを

自分の中で考える時間が好きである

 

絵を回って観ていると、

目の前にいた子どもが

「この絵、風が吹いてるみたいだね!」と

お母さんに話しかけていた

 

わたしはその言葉に、はっとさせられた

やっぱり、子どもの想像力の可能性は

無限大だと痛感した

 

と同時に、自分が少しだけ

大人になってしまったのだなと

少しだけ寂しさを感じた

 

けれど、大人になったわたしにも

できることはある

 

わたし一人の力は小さいかもしれないれど、

今日出逢った子どものように

子どもたちが穏やかに過ごせる未来を

守っていけたらいいなと思った



そして、

モネの描く光の表現の優しさのように、

いつか誰かの心を優しく灯せるような

そんな人になりたい